刺繍作品を厚みのあるファブリックパネルの形で仕立てたい！
今回は完成した刺繍作品をパネル仕立てにする方法を写真多めでご紹介します。
額装だけじゃない仕立てのやり方を知ることで、作品の幅が広がりますよ。
刺繍ファブリックパネルの材料
左から
- カッターマット…100均で調達できます。
- デコパネ…発泡スチロールタイプのA4パネル。
↑写真のものをseriaで見かけましたが、今回はamazonで購入したハレパネを使用。
- 完成した刺繍作品
- 定規
- 両面テープ 15mm
- カッター
- 水貼りテープ…カルトナージュで使用する布で貼れるテープです。
あるとより仕上がりが美しくなります。
- チャコペン…後で消えるタイプがよい
今回の刺繍はLes Brodeuses Parisiennes（レ・ブロドゥーズ・パリジェンヌ）の無料図案です。
※現在は別の図案が無料配布されています。
刺繍ファブリックパネルの作り方
ここからは写真多めで刺繍ファブリックパネルの作り方をご紹介していきます。
アイロンがけ
まずはアイロンがけ。
仕上がった後はしわを伸ばせないので、ここでしっかりしわを伸ばしておきましょう。
完成サイズの決定
余白込みの完成サイズを決めます。
今回は縦16cm×横12.5cmに決めました。
完成サイズを元にデコパネをカット
完成サイズを元にデコパネにカット線を引きます。
- 完成サイズ：1枚
- 長辺×2cm：4枚
- （短辺ー4cm）×2cm：4枚
今回の場合、完成サイズ：縦16cm×横12.5cmなので
- 16cm×12.5cm：1枚
- 16cm×2cm：4枚
- 8.5cm×2cm：4枚
で線を引き、それぞれカッターでカットしていきます。
カットは力を入れて1度で切るより、やさしく何度も切る方がきれいに切れます。
この時切り口が垂直になるよう注意してくださいね！
すべてカットできました。
パネルの位置決め
最終的なパネルの完成位置を決めます。
光に透かすと見やすくなりますよ。
位置を決めたら裏返してうっすら目印を書き入れます。
デコパネのシールをはがし、接着面と布を目印に合わせればOK。
余分な生地のカット
周りの布は3.5cmを残してカットします。
今回はミスって写真上の辺が3.5cm幅とれませんでした…成功するかな？
続いて、角から5mmずつ外側に線を引いてカットします。
この5mmがきれいな角をつくるので、丁寧に作業をしましょう。
両面テープの貼り付け
つづいて布端4辺に両面テープを貼りつけていきます。
布端からはみ出さないよう注意しましょう。
厚みの作成
いよいよファブリックパネルの厚み部分を作っていきます。
長辺と短辺それぞれ4枚ずつ切っていると思いますので、
2枚ずつを貼り合わせます。
この時、接着面同士を貼り合わせるのではなく、接着面は1つ残るように注意してください。
長辺2本、短辺2本になったら、残ったテープを剥がし、接着面をパネル本体に貼っていきます。
最初は長辺2本を、続いて短辺2本を貼っていきます。
この時、断面がきれいな方を外側にすると仕上がりがきれいになります。
周囲の布を貼り合わせる
厚み部分ができたら、布側に貼ってある両面テープを剥がし、パネル本体に貼っていきます。
この時も作業は長辺→短辺の順番です。布がピンとなるよう引っ張りながら貼りましょう。
長辺はそのまま貼れますが、短辺は少し注意！
角がきれいになるよう、若干折り返してからはると仕上がりがきれいになります。
短辺も引っ張りながら貼っていきます。
こんな感じで4辺とも貼ることができました。
布幅足りなかったところもなんとかなりました…
が、ギリギリにならないよう余白はしっかりとりましょう！
裏側の補強
ここまでで終わりでもいいのですが、より仕上がりを美しくしたい方には補強をおすすめします。
使うのはカルトナージュで使う水貼りテープ。
その名の通り水で貼れるテープなのですが、かなり強力なので異素材をくっつける時によく使うものです。
これを以下の寸法でカットします。
- 長辺ー4cm：2本
- 短辺ー5mm：2本
今回は出来上がりサイズが縦16cm×横12.5cmなので、偶然にも12cmが4本になりました。
キラキラしているのり面に水を塗り、長辺→短辺の順に貼り付けていきます。
長辺はそのまま折り返し部分まで貼れますが、短辺は内側にひっかかりができるので、はさみで切れ込みを入れて貼っていきます。
これで裏側の処理も完成です！
まとめ：刺繍をファブリックパネルにして飾ろう！
完成した刺繍のファブリックパネルがこちらです！
しっかり厚みがあるので、発泡スチロール製とは思えないお手製ファブリックパネルになりました。
重さをはかってみたところ、なんと29gの超軽量！
軽いので壁に飾ることもできます♪
いつもの額装だけでなく、こんなお仕立ての方法があると知っておくと便利です。
とってもかわいいファブリックパネル、ぜひ作ってみてくださいね♪
他にもお仕立ての方法をご紹介しています。
