刺繍枠のおしゃれな飾り方【布の巻き方~裏側の処理方法】

刺繍枠の飾り方・壁に飾ろう! 仕立て
記事内に広告が含まれています。

「刺繍が終わった作品をどう処理して飾ればいいのかわからない」「刺繍枠を活かしたおしゃれな飾り方を知りたい!」

今回はそんな方のために、刺繍枠をそのまま使って壁に飾る方法をご紹介します。

完成するとこんな感じで刺繍を飾れます♪

刺繍枠を壁やイーゼルに飾る方法

どうやって布を巻くのか、刺繍枠の裏はどう始末したらよいのか

そんな疑問を解消しながら、実際の作業の手順を写真多めで詳しく解説していきます。

 

刺繍枠アレンジに必要な材料

まず、刺繍枠アレンジに必要なものはこんな感じです。

 

  • 刺繍枠:お好みのサイズのもの
  • チャコペン:フリクションペンもおすすめ!
  • アイロン:しわ取りに使います
  • 針と糸:刺繍糸でも手縫い糸でもなんでもOK
  • フェルト:刺繍枠のサイズ以上のもの
  • 布(バイアステープ):市販品でも手作り品でもOK

 

バイアステープの作り方は後日別記事でご説明しますね。

 

刺繍枠アレンジの前の事前準備

それではさっそく刺繍枠アレンジの作り方を解説していきます。

がその前に、まずは刺繍枠に取り掛かる前の下準備を入念にしましょう。

下準備が作品の出来栄えを左右しますよ!

改めて刺繍布を水通しする

完成後の刺繍には、結構手垢や埃といった汚れがついています。

「気にならないよ~」という方には飛ばしていただいてもよいと思いますが、私は完成後の作品は必ず水通しします。

洗面台に水を張り5分ほど漬けたら、軽く絞り(雑巾絞りはしわになるのでダメ!)やさしく乾いたタオルで乾かします。

半乾きになればOKです。

完全に乾かすとシワがついてとりにくくなるので、半乾きにとどめるのがポイントです!

アイロンをかけてしわを伸ばす

完全に乾かしてしまうとしわが伸びなくなるので、半乾きになったらアイロンをかけていきます。

当て布をして、刺繍の裏側からアイロンをかけます。

表からアイロンをかけると、せっかくの刺繍の目がつぶれてしまうので、必ず裏からです。

 

刺繍がないところは当て布なしでアイロンを当て、刺繍の部分には当て布をしてアイロンをかけます。

ここでいかにしわを伸ばせるかが出来栄えに大きく影響するので、丁寧にアイロンをかけましょう。

温度は中~高温がおすすめです。

 

刺繍枠に布をはめる

さて、今回アレンジをする土台となる刺繍枠に、アイロンがけをした布をはめます。

完成した時の刺繍の位置が決まる大事なポイントです。

「ここだ!」と思う位置にセンターを整えましょう。

後ほど取り外しますが、ここで刺繍枠の金具は一旦締めて大丈夫です。

 

刺繍枠の裏始末のやり方

完成図がきまったところで、ここからは刺繍枠の裏側を処理していきます。

フェルトを切り抜く

まずは左のフェルトをカットします。

フェルトにチャコペン(フリクション)で刺繍枠の内側の枠(金具のついていない方)の外側を一周型取りします。

それを線に沿ってカットしましょう。

 

余分な布を切る

次に、刺繍枠から2~3cmの余白を残し、不要な布をカットします。

クロスステッチ布はほつれやすいので、私はギザギザはさみを使用しています。

 

波縫いして糸を引き締める

カットした2~3cmの余白部分をぐるっと一周波縫いしていきます。

最初は玉止め→2cm間隔のざっくりした波縫いでOK。

一周縫えたらぎゅーっと糸を引き締め、刺繍枠の裏側に収まるよう布を引き寄せます。

 

対角線上に糸を張り巡らせる

これは必須ではないですが、より表の布をたわみにくくする場合には縦横斜めに糸を張り巡らせます。

こちらも縫いはじめと縫い終わりは玉止めで始末します。

 

フェルトをブランケットステッチで縫いつける

そして刺繍枠の裏にカットしておいたフェルトを乗せ、ブランケットステッチで刺繍枠とフェルトを縫い合わせていきます。

写真は1針目をいれているところ。この後フェルトの表側から針をいれ、ブランケットステッチを進めていきます。

ポイントは刺繍枠のキワに針を出すこと!そうすることできれいな仕上がりになります。

途中で円に沿わないフェルトがあれば、適宜カットして大丈夫です。

 

刺繍枠アレンジ完成!

1周ぐるっとブランケットステッチを施すと、このような裏側になりました。

完成です!

このまま飾っても素敵ですね。

 

刺繍枠に布(バイアステープ)を巻くやり方

本体部分が完成しました。

このまま飾ってもよいのですが、せっかくなので枠のアレンジ方法も紹介します。

 

布用両面テープを刺繍枠に巻く

刺繍枠に布を巻く前に、刺繍枠の内側にぐるっと両面テープを貼っていきます。

おすすめは普通の両面テープではなく布用両面テープ

私が愛用しているのがこちらの布用両面テープ。

布と布をくっつける他の用途でも、かなり強力で使い勝手が良です!

もう少しお手軽に手に入るもので、ダイソーにも布用両面テープがありますよ。

剥離紙をはがして、脇にも両面テープを貼っていきます。

 

布(バイアステープ)を刺繍枠に巻きつける

今回はリバティのはぎれ布を自分で手作りしたものを使います。

 

市販のバイアステープを使う場合は、折りたたまれているのを開いて平たくアイロンがけしてくださいね。

進行方向ななめに、しわやたるみが出ないよう、きつめに巻いていきます。

刺繍枠にバイアステープを巻く

ぐるぐる…

最後はもう一度布用両面テープを使ってしっかりとめます。

 

端を処理する

木の地肌が見えて気になる部分には、バイアステープを小さくカット+布用両面テープで対応します。

細かいところまで気を付けると、仕上がりがレベルアップしますよ!

 

刺繍枠を再びはめて完成!

刺繍枠をもう一度はめれば、刺繍枠アレンジの完成です!

 

 

まとめ:刺繍枠への布の巻き方と裏処理を知って、素敵に額装しよう♪

刺繍枠を活かすことで、材料は少ないのに完成度の高い額装が完成します!

 

さらにお好みのバイアステープを巻くとさらにお気に入りの作品になること間違いなしです。

作品の雰囲気や好みに合わせて、自分だけの作品が作れます。

難しくないので、ぜひこの記事を読んでチャレンジしてみてくださいね。

タイトルとURLをコピーしました