突然ですが、糸を自分で染めたことはありますか?
草木染めやコーヒー染めなどやっている人をSNSなどで見かけたことはあっても、
自分で染めるのはなかなかハードルが高いですよね。
そんな糸染めを簡単にできるキットがオリムパス製絲から発売されました。
今回モニターキャンペーンに当選したので、実際に試した感想をご紹介します!
染-marche(染マルシェ)とは
オリムパス製絲から発売されている、糸染めを手軽にできる商品シリーズです。
染-marcheは、液体染料を入れた専用のペンで染める糸染めブランドです。
誰でも簡単に楽しく「糸染め」をお楽しみいただけます。
染マルシェのスターターキットの中身
今回いただいたのは染マルシェのスターターキット。
スターターキットの名前の通りこれ1つで糸染めを始められるキットになっています。
中身はこんな感じ。
- 液体染料(チェリーレッド、アクアブルー、ムーンイエロー) 各10ml
- カラーフィット(色止め液) 10ml
- 染marche イージーライナー 3本
- 染marche 糸20/6 20m×3かせ
- 説明書
自分で用意するもの
キットには付属しないものの、使用するものは以下の通り。
- ラップ
- 中性洗剤
- 200ml以上の透明プラ容器×3個
- 計量カップ
その他、理由は後述しますが、使い捨ての手袋も用意した方が良かったです。
実際に刺繍糸を染めてみた
基本的には説明書に沿って糸染めをしていきますが、
実際に作業する場合には、説明書が少しわかりづらかったので動画の視聴をしながら作業を進めるのがおすすめです。
糸染め作業を始める前の下準備
作業台にラップを敷き、糸を1かせずつほぐして輪に形を整えます。
あらかじめ水で湿らせ、絞っておきます。
イージーライナーを分解します。
この時注意!!
この中栓がものすごく固いので力が要ります。
しかも分解してはいけない部品が重なってできているので、この形のままうまく取り出す必要があります。
失敗するとネジがびよーんと飛び出します。
取り返しはつきますが、手間が余計にかかります…ここはぜひ改良希望です。
インクを作る
スターターキットに用意されている染料は3色。
左から、(色止め液)、ムーンイエロー、アクアブルー、チェリーレッド
イージーライナーに染料(10ml)をすべて入れ、水も10ml入れます。
3色とも同じように準備。
糸を染める
ついに糸を染めますよ…!
ペン先を軽くトントンとしながら色をつけていきます。
なかなか楽しい!
色を重ねるとグラデーションっぽくなっていい感じです。
色の固定化と乾燥
染め終わったらラップで糸全体を覆い、20分ほど放置。
20分後、ラップを外し中性洗剤と水で糸を洗います。
透明カップに色止め液を作り、(水120ml・カラーフィット3ml)×3
そこに糸をドボンと漬けて1時間放置します。
もう1度水洗いしてよく絞り、日陰で乾燥させたら完成です!
完成した刺繍糸
こうして染まった糸がこちらです!
かかった時間は作業自体に40分、放置の時間を含めるとトータル2時間程度でした。
自分で糸染めをした感想
糸染めしてみたくても、「どんな材料を揃えればいいの?」と右も左も分からない初心者でしたが、キットにすべて道具が揃っているので、とても簡単に糸染め体験ができました。
ただし、スターターキットは色数が3種類しかないため、少し物足りなさも感じました。
「もっと自分好みの糸に染めたい!」という方は他の色も買い足すことで
いろんな色のグラデーション糸が作れるようになっていますよ。
糸染めをしてみての反省点
実際にスターターキットをやってみて、次回に活かしたい反省点が2つ。
インクの出始めが薄くなってしまった
特に赤×青の糸で顕著なのが、ピンクっぽく薄くなっている部分。
これはイージーライナーで最初にポンポンと色を付けるときに、水で薄まってしまったためピンク色になったと思われます。
インクをしっかりとペン先に染み込ませてから糸に染色すればよかった…。
浸透が不十分だったために、少しぼやけた色になってしまいました。
手袋と汚れてもいい服が必須だった
見てくださいこれを…
染色作業をNO手袋、普段着(しかも白い服)で行った結果、見事に被弾しました。
幸い服についた染料はウタマロ石鹸で落ちましたが、
手についた汚れは5日くらい残ってしまいました。
糸染めの作業をする場合は必ず手袋の着用と、エプロンなど汚れて良い服を用意しましょう。
大反省です…。
まとめ:糸染めは楽しい!ぜひやってみて
糸染めは全くやったことのないという初心者の方でも、簡単に挑戦できるオリムパスの染marche(染マルシェ)シリーズ。
お店で売られている段染め糸もいいですが、自分で染めた世界で一つだけの糸も魅力的です。
完全に自分の好みでオリジナルに糸を染められる体験はとても楽しいですよ。
興味を持った方はぜひお試しください!